日常の景色
Saul Leiterは画家であり写真家。
日常の誰もが見ているはずの風景を美しく独自の目線で切り取る。
街の雑多な風景が彼の写真に治ると削ぎ落とされ美しくなる。
彼の視点で日本の満員電車を見たら美しくなるのだろうか。
日常に素晴らしい瞬間があることを思い出してくれる写真家。
写真家として有名だが、画家を目指し、生計を立てるためにもともとは写真を撮っていたライター。印象派のボナール、フェルメール、マティスなど、また浮世絵にも影響を受けていて、和紙に書いた絵を数多く残している。
写真では60年余り住んでいたニューヨークの「イーストビレッジ」のアパートの周りの景色の作品が多い。
写真集「ソール・ライターの全て」は写真とともに彼の格言が載っているので、
彼の思想と作品の結びつきがわかるのでおすすめだ。彼が写真家として復活のきっかけとなった写真集「Early color」も次に手にしたい。
bunkamuraザ・ミュージアムで彼の展示会が2017年6月25日まで行われている。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_saulleiter/
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